時効援用後にクレジットカードが作りたい方は必見です。過去の借金をチャラにできる時効援用(消滅時効の援用)で長年請求され続けていた返済から逃げられたのは助かるけれど、時効援用でブラックになるとクレカが作れないのは不便ですよね。
アマゾンや楽天などの通販にも着払いなどで余計な出費がかかるし、急にお金が必要になってもカードローンも使えません。このサイトではブラックでもクレカが作れるコツを紹介しています。さらにどうしてもカード審査に瞬殺されてしまう方向けに瞬殺されにくくなる方法をご紹介。
ぜひあなたの生活をさらに便利な物にするために役立ててくださいね。
時効援用後にクレジットカードが作れないワケ
時効援用をするとなぜクレジットカードが作れないのかを簡単に説明します。ブラックリスト入りするとクレジットカードは作れなくなるのはみなさんもご存じの通りですが、でもなんで以前に契約していたクレカ会社でもないのに、なぜカード審査に落とされるのでしょう。
それはブラックリストの正体である信用情報機関に登録されたあなたの信用情報にネガティブな情報が残されているから。
クレジットカード会社はカード申し込みがあると、年収や職業、勤務年巣などの属性のほか、信用情報機関に登録されたあなたの信用情報を参考にして審査を行います。
時効援用後はあなたの信用情報に「滞納していた借金を返済しなかった」という記録が残っていて、金融機関からの信頼はドン底状態。
貸金業者に限らず、お金を借りたのに返さない人に、お金を貸して欲しいといわれても、よっぽど人がよくなきゃ貸そうなんて人はいないですよね。
では、時効援用をするとどんなデータがあなたの信用情報に登録されるのでしょう。
時効援用をすると信用情報にどう記載されるのか
時効援用後は信用情報に異動情報(事故情報)が登録されます。クレジットカードの審査によく利用される信用機関はJICC(日本信用情報機構)とCIC(株式会社シー・アイ・シー)の2つの機関です。
このうち、JICCは「時効援用すれば直ちに情報が抹消」されるので問題はありません。ですがCICでは時効援用後の扱いがわかれるようです。
- 時効援用したら登録情報が直ちに抹消された
- 貸し倒れとして異動情報が扱われ5年間残る
上記のようにすぐに情報が抹消される場合と、事故情報が5年間残る場合があり、扱いに違いがでるのは、時効援用通知書を受け取った金融会社側がどのように信用情報機関に登録したかによって変わるようです。
時効援用後に登録情報が消えるケースでは、カード会社との契約そのものがなかったこととして扱われた結果、CICの登録情報が削除されます。
登録情報そのものが消されてしまえば異動情報も残りませんから、普通にカードを作ることが出来ます。しかし、貸し倒れとして取り扱われれば、事故情報が残り5年間はブラックリスト入りしてしまうことに。
ただ契約情報が抹消されるのはきわめて稀で、時効援用後ほとんどのケースでは貸倒と登録され、自動で消えるまでの5年間はブラックとして扱われることを覚悟してくださいね。
多重債務で複数の会社に時効援用したケースでは全てのクレカ会社が情報を消してくれるなんて期待するだけ無駄。気になる方はCICに開示請求をして、事故情報が記載されているか調べてみることをおすすめします。
CICに信用情報を確認する方法
CICに信用情報を開示請求することで信用情報は確認することが出来ます。
- スマートホンやパソコンを利用する
- 郵送で請求する
- 直接CIC窓口に請求する
- 信用情報の開示を専門家に依頼する
上記の4つの方法で信用情報を手に入れ、チェックすることができます。
開示にかかる費用は、あなた自身が開示する場合は1,000円(窓口なら500円)、専門家(行政書士など)に依頼のときは10,000円ほどかかります。
CICの信用情報の開示について詳しくはこちらのページを参考にしてください。
ダイナースの審査落ちしないために
※下の方にCICの開示方法についてまとめてあります。
時効援用後にクレジットカードを作るには
時効援用でブラックになっていてもクレジットカードを作ることは出来ます。審査の甘いクレジットカードであれば事故情報が残っている状態でクレカ発行の前例もありますから、あなたもカードをつくれるかもしれません。
ただし、カード発行には年収や勤務先、勤めている年数などの属性が重要になりますので、審査が甘いからといって誰でも入手できるわけではありません。
時効援用したカード会社でクレカは作れません
信用情報にたとえ問題がなくても時効援用先には社内データにあなたが全額返済をしなかった記録が残っているのでカード申し込みはあきらめましょう。
ブラックでも作れると評判のクレジットカードに申し込んでみる
審査が緩くブラックでもつくれると評判のカードには
- セディナカード
- アコムACマスターカード
- イオンJMBカード
- 楽天カード
などがあります。
審査基準も専業主婦やアルバイト・パート、派遣の方でも作れると評判のカードですから、一度は見かけたことがあるんじゃないでしょうか。時効援用後の最初に狙う一枚としては最適なカードとなります。
審査のあまいカードとは
他にもカード審査があまいカードはありますので、調べてみてはいかがでしょう。審査のあまいカードというのは、機械審査(スコアリング)の合否でほぼカード発行が決まるカードのことなんです。
近頃はクレジットカードの申込みも公式ページやキャンペーンサイトから簡単に申込みできますよね。web審査のおかげでカード審査から発行までの期間も短縮されて便利になりました。
こうしたウェブ審査にはスコアリングという手法で仮審査が行われますが、スコアリングは年収や職業などの属性にスコアをつけていくといった審査方法です。
申込者のトータルスコアがカード発行の基準を超えていれば仮審査に合格し、専門部署の担当者がカード発行するかを判断する本審査にはいります。
審査の甘いカードはこのスコアリングでカード発行の基準スコアさえ超えていれば本審査も通過するようなクレジットカードのことで、信用情報がブラックでも属性が良ければカードを発行しています。
カード審査で瞬殺されたら半年は申し込みを我慢
ウェブ審査にかかる時間は短縮されてきましたが、申込み10分以内にカード発行をお断りされる瞬殺という状況がおこっています。
信用情報にはカード申込の記録が残るので、瞬殺されたり審査落ちしてしまったら、申込み情報の消える半年はカード申込みを控えてください。
また、何枚も同時にクレジットカードを申し込む多重申込みは金融会社に嫌われる行為で、申し込みブラック扱いをされてしまいます。
クレジットカード申込み記録があるのに成約記録がなければ、どんなに審査がゆるいカードでも審査落ちしてしまいますよ。
何度もカード審査に落ちたらクレジットヒストリーをつみましょう
審査があまいカードに何枚申し込んでも審査に落とされてしまうなら、クレジットヒストリー(取引記録)に支払い遅れや延滞といった悪い記録が残っているのかもしれませんね。
または時間が経っていて支払い状況が消えてしまって、ホワイトと呼ばれる状態なのかもしれません。クレジットヒストリー(クレヒス)はお金取引の履歴書のような物ですから、なんの情報も残っていないとカード会社からの信用を得られません。
こうした場合はきちんと請求通りに支払いをした記録を積み重ねることで、クレカ会社からの信用を得ることが出来ます。
オススメのクレヒス修行法
いいクレジットヒストリーをつむことをクレヒス修行するなんて表現されていますが、具体的な方法としてはテレビの通販番組などで分割払いをして、きちんと請求通りに支払いした記録を残すことでクレヒス修行ができます。
携帯電話の本体を分割購入できれば一番いいんですけどね。
携帯電話やスマートフォン(格安スマホを含む)を契約できれば通話料の支払いで継続してクレヒス修行ができます。
また、たとえば楽天カードであれば楽天銀行に銀行口座をつくって、公共料金(電気・ガス・水道など)の支払い口座にすることで取引履歴を残すことができるので、カード発行の一助になりますよ。
まとめ
時効援用後にクレジットカードを作るまでにはいろいろ気をつけないといけない事が多くて面倒と思われるかもしれませんね。
人によってはクレジットカードを作れるのは時効援用した貸し倒れ情報が消えるまでの5年以上かかってしまうかもしれませんが、お金を借りて返さなかったペナルティーのようなものだと思って、あまんじて受けましょう。
ですが時効援用後でも最初の1枚のカードさえ作れれば、生活環境はグッと改善するので、ブラックだからとカード発行をあきらめるのはもったいない。
ぜひ、ここに書いたことを実行してクレジットカードを作るのに役立ててみてください。クレジットカードが作れたら、今度こそ解約されないよう計画的に利用するよう心がけてくださいね。