クレジットカード審査落ち後に再申し込みする時の注意点

クレジットカード 再審査

クレジットカードで審査落ちしたカードに再申請をする時の注意点をまとめました。クレカ審査に瞬殺されたり本審査になったのに落とされたカードに再挑戦したいと思うときありますよね。そんな時に気になるのがクレジットカードの審査に落ちたら半年は申し込みを避けた方がいいというウワサ。

たかがウワサだと甘く見るのは危険です。なぜかというと、この話にはきちんとした根拠があるから。このページを読むことで、クレジットカードの審査落ち後に再申し込みするタイミングや注意点がわかります。さらに再申し込みをするまでにどんな対策をすれば次回のチャンスをつかめるかも説明していきますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

目次

クレジットカードの審査落ち後、再申し込みするタイミングは?

クレジットカードの審査落ちをしてから再申し込みするまで最低でも3ヶ月から半年は待った方がいいですね。近頃はWebでクレカの申し込みが出来ることもあり、カード申し込みをして審査落ちしたら年収や勤務先などの条件を変えて審査をうけるなんて人もいるみたいですが、間違いなく瞬殺されて10分以内にお断りメール(通称:不幸のメール)が届いてしまうでしょう。

上記のような例は論外ですが、クレジットカードの審査に落ちたら別の会社のクレジットカードに申し込む時でも1ヶ月以上、できれば3ヶ月から半年は間をあけるようにしてください。

実はクレジットカードの申し込み情報というのは、クレジットカード会社で管理されるデータ以外に、信用情報機関にも登録され加盟メンバーが参照できるような仕組みが存在します。

個人信用機関(CIC)に登録されたクレジットカードの申し込み情報は半年経過するまで記載が残り、加盟しているクレジットカードの審査を担当する会社からいつでもチェックしてカード審査などの際に参照することができます。

クレジットカード会社やカードローンを取り扱う会社の中には、他社を含めてクレジットカードの審査落ちした記録があると自動的に審査落ちしたとメールを出すシステムを取り入れている会社もあるので、クレカ審査に落ちたことがあるなら再申し込みするタイミングには気を配るべきでしょう。

さらにクレジット会社側でも内部情報としてあなたのカード申し込みと不成約のデータが残りますので、何度も条件を変えて再申請(再申し込み)を繰り返してしまうと、クレカ会社独自のデータベースにあるブラックリスト入りしてしまうことになりかねません。

いまはクレカの審査会社とCICの情報交換のスピードもアップし、ほぼリアルタイムで参照できると言われていますし、審査に落ちたからとすぐに再申し込みをするのはリスクしかありませんね。

ただし審査の甘いと評判のクレカであれば1ヶ月から3ヶ月経てば再申し込みでクレジットカードの与信審査に通過できたという報告もありますので、自己責任で再申し込みにチャレンジすることもできます。決してオススメはしませんけどね。

審査落ちした人が半年後に再申し込みしてクレカが作れる?

クレジットカードの審査落ちをした人が半年後に再申し込みをしてカードが発行されるかというと難しいとしか言えません。

なぜならクレジットカードの審査は属性(年収や勤務形態、勤務先の規模や勤続年数、持ち家か賃貸か)などを項目毎に点数をつけてトータルスコアが一定ラインを超えているかどうかで判断されるスコアリングと呼ばれる方法で自動審査しています。

スコアリングによる機械審査の結果は定期収入が増えたりマイホームを手に入れでもしない限り半年経過してもあまり変化がありませんので、前回の申し込みから6ヶ月経ってカードの申し込み情報が消えたからといって再申し込みをしても審査落ちする可能性は非常に高いと言えます。

特に始めてクレジットカードの申し込みした際に10分以内にお断りメールが届いて瞬殺されたのなら、再申し込みのハードルはかなり高いと思います。

では再申し込みは諦めたほうがいいのかというとそうではありません、再申し込み前にできる対策方法はあります。

クレジットカード再申し込み前の注意点

クレジットカードの再申し込みの際には年令制限や年収制限があるカードもあるので、カード発行の条件を満たしているかを確認しましょう。

30歳以上と書いてあるのに20代で申し込んでも、カード会社の設定したルールに逸脱しているのでワンチャンすらありません。

また、前回の申し込みよりも年収などちょっと増やして申請するなどの嘘はつかないようにしましょう。

実際に年収が上がっているなら問題ないですけど、前回申込時のデータと比較されてしまえばウソとバレてしまうかもしれません。

スコアリングによる瞬殺はまぬがれても、本審査のときに去年の収入証明の提出が必要になることもありますから、審査時にウソがばれることによるリスクは負わない方が安全です。

ゴールドやプラチナなどの上位ランクのカードを希望するなら場合によっては申し込みの際にカードのランクを落とし、使用実績を積んでからインヴィテーション(上位カードへのお誘い)を待ったり、コールセンターに上位カードに切り替えを申し込むほうが結果として早く入手できるかもしれません。

クレジットカードの再申し込み前にする対策とは

カードの再申し込みをするにはスコアリングによる審査を通過する必要がありますが、年収や持ち家の有無など属性のプラスポイントを増やすのは難しいですが、借り入れがあるなどのマイナスポイントは比較的容易に解消できます。

特に気にしたいのが信用情報機関に登録されている信用情報に、滞納や支払い遅れの記録が残っているといった致命的なマイナスがないかを確認しておきたいですね。

CICに開示請求して内容を確認する

クレジットカードの審査に落ちたら信用情報機関のCIC(株式会社シー・アイ・シー)に開示請求をして、信用情報に異動情報(事故情報)が残っていてブラックになってないか確認したり、クレジットヒストリー(クレヒス)に問題がないかを調査しておきたいですね。

信用情報に返済が3ヶ月以上滞った記録があると異動情報と呼ばれブラックリストに載っている状態です。ブラックな人がクレジットカードの審査を通過しにくいのはご存じの通り。

他にも支払い状況(クレジットヒストリー)にP(一部入金)A(未入金)のマークがあれば、返済が滞る可能性があると判断されてクレジットカードの審査に落ちる原因になりえます。

クレジットヒストリー(クレヒス)に延滞した情報はないほうがいいですから、毎月少額でもいいのでクレジットカードを利用してきちんと引き落としが出来たマークで埋めることで、クレヒスに残ったマイナス点をなくすことができます。支払い状況は直近の2年分が残るので、人によっては半年以上待たないといけません。

現在使っているカードの設定がリボ払いになっていないか確認する

今使用しているカードの支払い方法は確認しておくべきでしょう。知らぬ間にカードの支払い方法がリボ払いになっていると、リボの上限額以上に使っていると気がつかないまま残債に年に15%もの利率で利息がつき、普通にカードを使って返済しているつもりでも着実に借金が増えていきます。

クレジットカードの会員専用サイトにログインして支払い方法を確認してもいいですし、信用情報をチェックする際にリボ払いであなたが思ってる以上の残債がないかを見てもいいですね。

もしリボ以外の支払い方法が設定できなければリボ払いの上限額をあげて対処できます。

残債についてもお客様センター(コールセンター)に電話して全額引き落としするよう依頼すれば対応してもらえます。

負債額の確認をする

年収の3分の1以上の借金があれば総量規制にひっかかってカードの発行は困難です。例外として住宅ローンや自動車ローンは総量規制外ですから問題ありません。

自営業の方やお店のオーナー、会社社長であれば事業関係の借金も規制外のあつかいです。

返済できる借り入れは返しておく

他社からの借り入れがあるのはマイナス評価されますから、完済するとまでは言いませんが早期返済したりすると負債額を減らすことでスコアリングの評価は高くなります。

利用していないカードを解約して整理する

キャッシング枠のあるカードを何枚も所持していると信用情報で枚数や使用状況を確認出来るので、使用していないカードは解約して所持数を減らしておきましょう。

再申し込みの際に間違った情報を入力してしまった場合

再申し込みするときに年収の入力を間違えたなんてケアレスミスに気がつく場合があります。

こんな時はあわてて再申し込みし直さないで、公式ホームページやクレジットカード会社からのメールに記載されている連絡先に電話してみましょう。

オペレーターに繋いでもらって申し込みの際に入力ミスをしたことを伝えれば、申し込みデータを消去して再申請することができるようになります。

クレカ申し込みの際には入力間違いがないか慎重にチェックしてくださいね。何度も入力をミスしたと連絡すると、審査通過できるか条件を変えて再申し込みしてるんじゃないかと怪しまれてしまいますよ。

まとめ

クレジットカードの再申し込み前にできる対策や注意点を書きましたが、お役に立てましたでしょうか。

スコアリングによる審査で瞬殺された場合はマイナス点を減らしても、カード会社の内部の人間しか知り得ない条件が設定されている可能性もアリ、かならずしもカード発行に繋がるとは限りません。

とはいえ、何もしなければ再申請しても再び審査落ちしてしまうでしょうし、やるだけの価値はあると思います。

ダイナースクラブカードやアメックス・ゴールドカードなどのブランド力のあるのカードをご希望ならば、半年どころか数年待って収入や勤務年数の評価が高まるまで再申し込みを待つ必要があるかもしれません。

それだけに目的のカードを手に入れられた喜びはひとしおでしょう。高いブランドカードを持つ資格を認められたことになりますからね。

クレジットカードの審査落ちした後に再申し込みする時には慎重に慎重を重ねておくべきです。

あなたが希望するカードを手にする手助けがほんの少しでもできたのなら幸いです。

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