ブラックだけどクレジットカードを作る方法

ブラックでもクレジットカードを作る方法

結論からいうとブラックでもクレジットカードを作ることはできます。過去に滞納をしてブラックだったり、今現在も延滞していて全額返済が難しいとクレジットカードを作れないと思い込みがちですが、実はブラックでもクレジットカードは所持できます。

ですがブラックリストに載っているとクレジットカードを申し込んでも、まず瞬殺(申込みから10分以内にお断りメールが届く)されてしまうことに。問題はどうクレジットカードの審査を超えてクレカを作れるか。

一旦クレジットカードが作れてしまえば、返済遅れなどの問題を起こさない限り強制解約されることはほぼありません。審査の甘いクレジットカードに申し込んでも瞬殺されるかたでも、クレカ審査の仕組みと審査落ちへの対処法を知れば、あなたもカードホルダーになれますよ。

目次

なぜあなたがクレジットカードが作れないのか

クレジットカードの審査の仕方を説明する前に、あなたが瞬殺される原因を調べてみましょう。一般的に瞬殺される理由をあげていきますから、心当たりがあるかチェックしてください。

  • 収入が少ない
  • クレジットカードの発行基準に達していない
  • クレジットカードの支払いを長期延滞している
  • 過去に自己破産をしている
  • 過去に債務整理や個人再生をしている
  • 年収の3分の1以上の借り入れがある
  • 1度に何枚もカードを申し込んでいる
  • 短期間にカード申込みを繰り返している

上記の各項目ごとに瞬殺されやすくなる理由を解説していきましょう。

収入が少ない

クレジットカードを作るにはきちんと返済できるだけの安定した収入がないと厳しいです。年収でいうと200万を超えるとクレジットカードが発行されやすくなると言われています。仕事をして稼ぐ以外に不動産収入や株取引、FXなどでの稼ぎをいれても問題ありません。

クレジットカードの発行基準に達していない

一部のクレジットカードには最低年収や年齢の制限をもうけている場合があります。
いくら年収が高くても年令がカード会社の基準以下ならクレジットカードに申し込みをしても審査落ちをするだけです。

支払いを延滞している借金がある

支払いを延滞があるとクレカの審査を通過するのは難しくなります。
銀行や消費者金融からお金を借りて支払い日から1週間遅れた程度なら影響は少ないですが、1ヶ月以上経つと延滞のペナルティがつきます。
61日以上の延滞をしていると、事故情報が残りブラック扱いされるのでカード審査に悪影響をおよぼします。

過去に自己破産をしている

過去に自己破産をしていると信用情報機関のCICやJICCに異動情報が5年、KSCには10年残るので異動情報が消えない限りクレジットカードを作りにくくなります。
また、自己破産で免責されたクレカ会社には自己破産して返済しなかった記録が社内データとして残っているので、カード作成は絶望的ということを覚えておいてください。

過去に債務整理や個人再生をしている

債務整理や個人再生をすると完済してから5年過ぎるまで事故情報が残りブラックのまま。
上の自己破産と同様に、クレカ会社側に事故情報があるので、免責や減額交渉をしたクレジット会社に申し込んでも瞬殺されてしまうでしょう。

年収の3分の1以上の借り入れがある

総量規制により年収の3分の1以上のローンがあるとカードは作りにくくなります。
自動車ローンや住宅ローン、銀行カードのローンは総量規制の対象外なので、クレジットカードを作るときには影響はありません。

1度に何枚もカードを申し込んでいる

クレジットカードを作りたいとクレジットカードの申込みを何社も同時にすると申し込みブラックとして審査落ちする要因となります。

短期間にカード申込みを繰り返している

審査落ちをしてすぐにまた申し込んでも、審査に落ちた記録があるのでクレジットカードは作れません。
審査の甘いカードでも1ヶ月以上は期間をあけましょう。

ブラックリストから名前が消えるまで何年かかる?

ブラックリストから名前が消えるまでの期間を解説していきましょう。

俗にブラックリストと言われる正体は貸金業者が加盟している信用情報機関が管理している信用情報のこと。

延滞や滞納をすると信用情報に事故情報(異動情報)が登録され、ブラック扱いをされることになります。

信用情報機関は日本にCIC、JICC、KSCの3機関あり、異動情報が消えるまでの期間は信用機関によって異なります。

ブラックになってから延滞などのネガティブな情報が自動的に消えるまでの期間を表にしてみました。

事故情報が消えるまでの期間

信用機関名CIC
(株式会社シー・アイ・シー)
JICC
(日本信用情報機構)
KSC
(全国銀行個人信用情報センター)
滞納
(61日以上の延滞)
5年間1年間5年間
自己破産免責後5年間免責後5年間免責後10年間
任意整理登録されない完済から5年間完済から5年間
個人再生登録されない完済から5年間完済から10年間
時効援用援用後5年間登録されない援用後5年間

上記の表をみるとブラック脱出まで5年もしくは10年が経過しないとダメですが、そんな長期間待ってられないですよね。

次にブラックでもクレジットカードを作る方法について解説していこうと思います。

ブラックでもクレジットカードを作る方法

ブラックでもクレジットカードが欲しい場合、2つの選択肢があります。

  • CICやJICCから異動情報が消えてからクレジットカードを申し込む
  • ブラックでも作れると評判のカードに申し込む

2つの選択肢については、以下で詳しく説明します。

CICやJICCから異動情報が消えてからクレジットカードを申し込む

クレジットカードの審査にはKSCの信用情報が移用されるケースはまれなので、KSCではブラックだけど、CICやJICCから事故情報が消えたらクレジットカードを申し込んでみましょう。

ただし、ブラックになる前にクレジットカードを持っていたカード会社には社内データにあなたがブラックだった記録が残ってるので、カード申し込みをしても瞬殺されてしまうでしょう。

ブラックでも作れると評判のカードに申し込む

審査が甘くブラックでもつくれるカードに申し込めばクレジットカードを作れる可能性はあります。

クレジットカードの中では消費者金融系や流通系のクレジットカードは審査基準がゆるく、ブラックでも審査を通過することが期待できます。

逆に銀行系や交通系のカードは審査が厳しめなので、ブラックな間は申し込むのは避けておきましょう。

ブラックでも作れると評判のカードで有名どころをあげると

などのクレジットカードがあります。

狙い目は専業主婦やアルバイト、パートでも作れると評判のクレジットカードになります。他にも審査が甘いカードはあるので、ネットを利用して調べてみてください。

ブラックか確認してみよう!

もしかしたら事故情報が消えているかも?という方は信用情報を確認してまだブラックか確認してみましょう。ブラックリストから脱出できていればクレジットカード取得の選択肢はブラック時代より格段に増えます。

CICやJICCへ開示請求をすれば、あなたの信用情報をチェックできますよ。

CICへ開示請求する

CICの開示方法にはインターネット開示、郵送、直接窓口に請求する3つの方法があります。

パソコンやスマートホンを利用したインターネット開示の際にはクレジットカードが必要ですから、クレジットカード未所持の場合は郵送で請求しましょう。

開示費用は1,000円(直接CICの窓口なら500円)です。

詳しくはCICの公式サイトを参考にしてください。

CIC公式ホームページはコチラから(※新規ウインドウが開きます)
 ↓ ↓ ↓
http://www.cic.co.jp/

JICCに開示請求をする

JICCの開示請求はパソコンやスマホを利用した開示の他に郵送、窓口から可能です。

JICCにスマートホンから開示請求をする場合は専用アプリをダウンロードする必要がありますが、支払い方法にクレカ払いのほか、コンビニ払いやペイジー対応のATM、ネットバンキング経由での支払いが出来ます。

本人確認用の書類が必要なので、運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどを手元に準備しておきましょう。

開示費用はネット開示、郵送が1,000円、JICC窓口だと500円がかかります。

詳しくはJICCのホームページを参照してください。

JICC公式ホームページはコチラから(※新規ウインドウが開きます)
 ↓ ↓ ↓
http://www.jicc.co.jp/index.html

専門家に開示請求をしてもらう

開示する時間がない、詳しい人に見てもらいたいという方は行政書士に開示請求を代行してもらうことができます。

費用は各事務所が設定している価格になりますが、1機関あたり1万円程度かかると思ってください。

本人が開示手続きをするより割高になりますが、専門家に確認してもらえるので、シロウトがチェックするよりも細かくチェックしてもらえるメリットがあります。

クレジットカードの審査に瞬殺され続けたら

ブラックでも作れるカードに何度申し込んでも瞬殺されたり、事故情報が消えてるのに審査に落とされる場合は、良質のクレジットヒストリーをつみましょう。

クレジットヒストリーとは支払い履歴のことで、信用情報にきちんと返済した記録を残すことで信用力アップをはかる方法です。

きちんと支払いしたクレヒスを意識して残すことをクレヒス修行するなんて言われ方もするので、見たり聞いたりしたことがあるかもしれませんね。

審査基準がゆるめなクレカであれば、半年ほどクレヒス修行をすることでカード与信率はグッとアップします。

クレヒス修行で信用アップ

クレヒス修行をして信用度をアップする方法はいくつかありますが、代表的な方法をあげてみましょう。

ショッピングローンを利用する

通販やテレビのショッピング番組などで商品を割賦払いで購入します。

もしくは購入できれば携帯やスマートフォンを分割購入しましょう。

回数は6回から24回までが現実的ですね。半年はクレヒスを積みたいので最低でも6回払いの契約をするようにしましょう。

銀行口座を開設して公共料金などを払う

楽天など銀行業務をしている会社のクレジットカードを作るには、まず銀行口座を開設して公共料金(ガス・電気・水道など)の支払い口座に指定しましょう。

毎月引き落とし以上の口座残高を維持しておけばクレヒスが詰めるだけでなく、取引履歴が残り有利に働きます。

まとめ

クレジットカードを普通に使用してると意識しないですが、いざ使えなくなるとかなり不便ですよね。

ブラックでもクレジットカードを作る方法について説明してきましたが、カードが作れたからといって乱用すると途上与信に引っかかってしまいますよ。

非常時以外は定期収入に応じた範囲で使うようにしましょうね。

何度もカードを作っては使えなくなってしまえば、発行できるクレジットカードの選択肢も減っていくし、次第に瞬殺される頻度もあがってしまいます。

説教じみたことは書きたくないですが、あなたが再びブラックにならないためにも、お金の使い道をもう一度考えてみてください。

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次