クレジットカード審査の瞬殺とは!クレジットカードのWeb審査に申し込んだあとスグに審査落ちのメールが届いてしまう事があります。これが俗に言う瞬殺ですが、クレカ申し込みで瞬殺される原因と回避方法をまとめました。
クレジットカードに申し込んで10分以内に審査落ちのメールが届くことを瞬殺といいます。
たった10分程度で自分を否定されたようで気分悪いですよね。きちんと審査してるのかも疑わしいのに断られてイヤな気分になったんじゃないですか?私も過去にクレカの申し込みをして5分でお断りメールが届いて、思わずふざけんなとつぶやいてしまいました。
ですが、クレジットカードの審査で瞬殺された理由を調べてみたら、「ああ、なるほど」と思えたんです。
ここを見た方が審査で瞬殺されたのか、それとも瞬殺されない対策がしたくて見てくださっているかは分かりませんが、瞬殺の仕組みと回避方法を知ることで、クレジットカード入手のお手伝いができたらと思います。
クレジットカードWeb審査の流れ
クレジットカードのWeb審査は申し込みからカードの発行までが早くて便利な仕組みですが、審査内容が利用者には全く不明ですが、実はとても簡単な方法で申し込み内容をチェックして行われています。
まずはインターネットで申し込んでから仮審査が終わるまでの流れをまとめまてみます。
1,カード会社のHPから申し込みをする
2,申し込み情報がクレカ会社に送られてくる
3,申し込み内容に応じて処理されて、社内のデータベースと比較される
4,属性や過去のデータにより自動的に審査の合否が判断される
5,審査落ちにふるい分けられると、「カード発行不可」のメールが送られる
Web審査は上記の流れによって申し込みから審査が行われ、最後にメールが送られてくるまでの時間が10分以内ですから、まさに瞬殺でお断りされることになります。
クレジットカードで瞬殺の仕組み(自動審査)
クレジット瞬殺の仕組みはスコアリング(点数化)と呼ばれるシステムによるもの。
まずクレジットカードの審査でよく聞く、属性の項目をあげてみましょう。
- 年齢
- 性別
- 職業・就業形態(正社員、自営業、アルバイト、契約社員等)
- 年収
- 勤務年数
- お勤め先の規模(上場企業、中小企業、個人経営)
- 家の種類(持ち家、賃貸マンション、賃貸アパート等)
- 婚姻(配偶者)の有無
- 同居家族人数
カード申し込みの際にはいつも見かける項目ですよね。
自動審査のスコアリングとは属性ごとに得点をつけていく作業です。
たとえば勤務している会社が上場企業なら○点、従業員が10人以下の零細会社なら△点。勤務形態が正社員なら◎点、アルバイトなら■点といったように、全ての項目でスコアをつけいきます。
スコアによって評価をプラスマイナスした結果、審査基準よりマイナスであれば瞬殺されてしまうことに。
また過去に滞納してカードが停止されたなんて事柄があれば、社内データによりチェックされ瞬殺されます。
クレジットカードの瞬殺は、あくまで審査初期のフィルタリングでしかありません。
瞬殺メールのタイトルを見ると、「仮審査結果のご連絡」ではなかったですか?
仮審査に合格した後には、クレカ会社の審査を担当する部署による会社への在籍確認といった通常の審査を経てカード発行となるわけです。
クレジットカード審査で瞬殺の理由
クレジットカードの審査で瞬殺の理由についてあげていきましょう。
まずは当然ながらカードの発行基準に合わなければカードは発行されません。
その他の理由としては
- 多重債務
- 債務超過
- ホワイト
- スーパーホワイト
といった原因があげられます。
各理由について簡単な説明になりますが、各項目についてまとめてみます。
多重債務
いくつもの金融会社から融資をうけていることは審査落ちしやすくなる原因。年収に応じた借金なら問題はないですが、融資枠いっぱいの借り入れ先が多かったり借入額が多いと、資金繰りが苦しくてカードの融資枠を使った自転車操業なのでは疑われ審査落ちすることがあります。
債務超過
手持ちの財産よりも借金が多い状況です。返済能力が疑われますし、破産直前の兆候として危険マークがついてしまいます。
ただし住宅ローンや自動車ローンがあっても債務超過とは判断されませんし、持ち家があることはクレジットカードの審査にプラスの影響を与えるので大丈夫。
ホワイト
金融事故を起こして自己破産などの債務整理をした人は、信用情報機関に登録情報が全くなく真っ白なことからホワイトと呼ばれています。
事故情報が消える5年が経過して過去の金融事故の記録は残っていなくても、再び滞納などをするのじゃないかと警戒されるので審査落ちの原因。
過去に同じクレジットカード会社のクレカを利用していて、滞納などで強制停止させられていたら審査は一発アウトとなります。
スーパーホワイト
現金主義でカードやキャッシングの利用がないと上記のホワイトと区別されて「スーパーホワイト」と呼ばれます。カードを使ったことがなければ年収が高くても取引履歴は当然まっさらですよね。
でもクレカ会社からしたら「普通なら当然あるはずの履歴が全くないのは、元ブラックだったからじゃないか?」と疑われることに。
またクレジットカードを発行しても持ってるだけで利用してもらえない(利用料が取れない)んじゃないかといった理由から審査落ちの原因となることがあります。
では瞬殺されないためには何をすればいいのかというと、次項であげる回避方法です
クレジットカードの審査で瞬殺を避ける方法
クレカ申し込みの瞬殺を避けるにはあなたの現在の状況にあったカードを申し込むことです。
例えばブランドカードとして有名なダイナースカードでは、所得が年収500万を超えていないと与信されることはありません。年収450万の方がどれほど対策をして申し込んでもダイナースカード審査では瞬殺の回避は不可能ですから、ムリをしてカード発行を狙うぐらいなら今持っているカードのゴールドカードやプラチナカードを目指す方が現実的ですね。
ですが、属性にあったクレジットカードどころか、誰でもつくれると評判の審査の甘いカードでも瞬殺されたのなら話は変わってきます。
一般的なカードにウェブ申し込みをして年収や職業に関しては問題ないはずなのに瞬殺されたという方は、事故情報がないか信用情報機関から個人信用情報の開示をしてみるといいでしょう。
もしかしたら過去に支払い遅れをして、信用情報に事故情報が残っているために瞬殺されているのかもしれません。異動情報が残っていればブラックリスト入りしてることになりますから、一部のブラックでも作れるというカード以外は瞬殺されてしまいます。
銀行ローンやキャッシング会社に滞納してたり消費者金融に融資を受けて返済しなかった記録を残したまま、クレジットカード作れるほど甘くはありません!
開示された信用情報の支払履歴に事故情報(ブラック情報)が残っていたり、利用履歴がなく真っ白だとしたら、少額のローンを組んできちんと返済をすることでクレヒスを積むことで瞬殺の回避は可能。
信用情報を開示することで、なぜ瞬殺されたかの原因が分かるかもしれません。あなたの開示情報に問題がなければ属性の問題なので、審査のゆるめなカードを申し込むことで回避できるはず。
信用情報の開示をすることで、あなたがとるべき次の手が見えてきますよ。
クレジットカードの審査にウソは厳禁!
クレジットカードのネット審査を通過するだけなら、勤務形態をごまかしたり年収を偽ることでを回避できます。
でもネットでの審査はあくまでスコアリングで自動で振り分けただけの仮審査でしかないので、専門部署が審査する本審査に合格できなくてはカードも発行されず意味がありません。
クレジットカードの本審査の際に収入証明書類の提出を求められたら申込時のウソは一発でバレます。特に希望キャッシング額を高めに申し込むと会社員の方なら源泉徴収票や給料支払い明細書、自営の方なら最新の確定申告書のコピーを提出するように言われる可能性があります。
虚偽の内容で申し込んで万が一でも見破られたら、クレカ会社の内部データにあなたが要注意人物だとマークされてしまいます。
クレジットカード会社に要注意人物とみられたら社内のデータベースに登録され、収入が増えてからの申し込みであっても属性にかかわらず瞬殺されてしまうかもしれません。
まとめ
クレジットカードの審査で瞬殺されないためには、身の丈にあったカードを申し込むことと、他社からの借り入れがあるなら借金のある生活を見直すこと。
年収に応じた借金であれば問題ありませんが、年収250万の方が200万の借金を持ってたら瞬殺されるでしょうが、借入額が50万であれば瞬殺されないカードはいくつもあります。
例えば銀行系のカードは審査が厳しいですが、通販、信販系のカードは比較的審査がゆるめですね。
最初は審査がゆるいカードできちんと返済をしている記録を残すことで、銀行やキャッシング会社、クレカ会社などからの信用を得ることはいまからでも十分可能です。
クレジットカードの審査に瞬殺されなければいいなんて小さくまとまるんじゃなく、将来は住宅ローンを組んだり、自動車ローンを利用して旅行に行ったりと夢は持ち続けるべきです。
過去に何社から審査で瞬殺された私の手元にも、いまではカード会社からインビテーションのお誘いも届くぐらいになりました。ランクアップしてゴールドにすると年会費がかかるので迷ってますけど…。
クレカの審査を通過してカードを持つことは目標でもありますが、あなたの未来の生活のための一歩です。
限度を超えた買い物を繰り返したりして、足下をすくわれないようにしてくださいね。